懐古ism

新しく綺麗なものだけが美しいとは限らない。 古びて傾き、壊れ、錆びつき、朽ちていく物にこそ宿る美しさがある。

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名古屋市北区上飯田周辺 (1) 

2011/01/24
Mon. 22:12

とある用件で出かけた北区上飯田。
予定の時間までの暇つぶしにふらり歩いていると、不意に目に飛び込んできたのがこれだ。
古民家1
トタン壁の錆び色、黒茶けた板壁、どれも具合が好い。
その板壁の一部は外れ、生成り色の土壁が恥らいの表情を見せる。
驚いたことには、屋根瓦は波打ち、そこから春の野に飛び出た土筆のように煙突が突き出しているではないか!
こうなると手前妻部の頂点に取り付けられたパラボラアンテナさえ神々しく見えてくるから不思議だ。
それはまるで神殿に凛と据えられる神鏡のようでさえある。

ならばと下の写真では後方に見える廃用電柱の上部にも注目してほしい。
雅楽の一つ、迦陵頻を舞う童の頭上にみられる天冠さながらの様ではないか。

古民家2
全体像が撮影できる位置まで離れると、風格と威厳さえ漂う板塀になにやら貼物が多い。
何だろうかと近づいてみた。

古民家3
やはりお決まりの掲示物である。
なぜか白い紙で一部隠されているが、マルフク赤看板と政党ポスターである。
味わい物件にはこの手の掲示物がやたらと多い。
政党ポスターは学会党が最も多く、赤旗党がこれに続く。
支持政党はエリアごとにだいたい決まっているようだ。
これら2点の貼物に、キリスト教・神の教え、99万円世界一周、探偵調査興信所の掲示物をあわせれば、懐古物件好きにはお馴染みの「味わいスペシャル5点セット」の完成だ。

古民家7
本屋根にあがった年期の入ったサンヒーターは現役だろうか?
鋭利な刃物で切り取ったような手前屋根の斬新な始末は、奥に覗く窓への採光を考慮しての巧みな技であろう。
自然光を存分に活用する家屋の在り方は、上飯田にあって現代のエコ住宅の先陣を切った例ともいえる。

古民家8
秋色のフレームを装飾に一枚。
哀愁の中にも逞しさが感じられる。

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